イチおしのモノやコトを紹介する広場|イチおし!ここむす
撒くのこだわり
ここむす農園
2009年9月18日(金) 10:00
ブログ管理人まさるさんです。
すっかり朝夕が涼しくなり、夜は肌寒ささえ感じる今日この頃。季節の変わり目、お体十分ご自愛くださいね。
さて、ここむす農園・第2弾!「おぐらさんちのおいしいお米おすそわけ」企画。
いつものように、その場のノリで始めた企画ですが、9月下旬発行予定(おむすび会員[有料会員]に限る)の「ここむす会報誌・秋号」にて公開&企画実行が正式に決定しましたぁ!パフパフ!!
フフフ・・・・、まさるはぁノリだけじゃないんだぜぃ!エヘンエヘン(威張ってる)
まぁ、それはそれとして、ここむす農園のコシヒカリ「おぐら米」は、その後も順調に育っていて、今月下旬にはいよいよ収穫を迎える頃・・・・。ぜひともお楽しみにしていてくださいね!!
・・・で、今日は、遡ること3ヶ月前(そんなにかよっ!)
6月下旬にお伺いしたときの様子をダイジェストでお伝えします!
さて、あれ(前回取材)から、1ヵ月過ぎ・・・。
事務局員が追加で苗を植えた、あのここむす田園は・・・

ほら!こんなにスクスクと成長していたのでした。田んぼ一面がまぶしいばかりの緑色!
ああ、緑がまぶしい!生まれたての緑色って感じで、イキイキしています。

この前はちいさくて頼りなげだった苗も、すっかり大きく、太く、丈夫に育ちました。
そんな6月下旬の田んぼ。今日の取材も、当然ながらお手伝いも兼ねております(笑)
今日のお手伝いは「追肥」です。
「追肥」とは、成長に合わせて肥料を撒くことなのですが、5月の田植えが済んで1ヶ月ちょっとのこの頃。ここで肥料を撒いておくと、稲の育ち具合とか米の甘みとかに影響が出てくるのだそうです。
小倉さん曰く・・・
「この時期に追肥する農家なんて(ほとんど)いないから。『何やってんだ?』ってまわりは言ってるよ(笑)」
この作業もまた、敏男さんのこだわりのひとつなのだ。

これが肥料。
「高度ヨーカリン」といって、主成分はリン酸と石灰と・・・ええとなんだっけか、忘れちゃった(汗)
(ここは稲作学習ページではないので、そこらへんはどうかご勘弁)
この、つぶつぶの肥料を容器に入れて・・・。

ほら、田植えのときと同様、またしても腰あたりにセッティングして、さぁ、いざ足を踏み入れん!ここむす田園へ!!(肥料がまた、重いんだなぁ ^_^;)
膝下あたりまで伸びた稲。田植え時のようにまたぐことはできないし、泥濘は前回以上だし、常態を保つことすら難渋します。
そんななか、敏男さんに撒き方を教わるナベさん。
「右手をシュッと左腰に寄せて、肥料を適量掴み、スナップを効かせてサッと撒く。簡単だろ?わかるべ?」 (敏男さん)
「・・・・えええと、こんな感じで・・(汗)」(ナベさん)
「均等に撒かねえと稲の伸び具合が不釣合いになるから気をつけてな。」 (敏男さん)
「・・・・りょ、了解!(汗×2)」(ナベさん)
「じゃあ、今日は楽させてもらうとすっべかぁ」(敏男さん)
またもや、ナベさんからお手伝いスタート!
(まさるは今回も写真係です。いや、偶然が重なっただけです(汗))

とにかく、足が沈み、長靴がなかなか抜けないので、次の一歩を踏み出すのが大変!おまけに、 「均等に撒く」というのが結構むすかしい・・・。
さらに、 「適量」ってどれくらいなんだ???
心身共に働かせながら、追肥作業が続くこと1時間。これまた、なかなかの労働でした。
田んぼから上がって、うれしい休憩タイム!
敏男さんはコンビニでプリンをやアイスをってきてくれました。(その選択がなかなかかわいらしい敏男さんです。)疲れたら、甘いもの・・・その心配りがうれしい。

労働のあとの一服。ここでも、自然と田んぼの話になります。
「この先、また肥料とかを撒くんですか?」(ナベさん)
7月に入ると、出穂(穂が出ること)の状態に応じて、カルシウム剤を水に溶かして流すことも忘れないんだって。
「農協に出す人はここまでの苦労はしないよぉ。だって、そんなに手をかけたところで、誰が作った米かわかんねぇだろう?」 (敏男さん)
一生懸命つくっても、そうでなくつくっても、その地域のお米として混ざっちゃいますからね、当然。それじゃこだわってつくる人にとって「つくりがい」がないと・・・。敏男さんはそういうことが言いたいのでしょうね、きっと。。。
そのあと、敏男さんは田んぼに向かって、独り言のように呟きました。

「俺はさぁ、食べてくれるひとを自分で探して、(その人に)食べてもらいたいだよねぇ。でもね、そうすると味で勝負しなくちゃいけねぇだろ。それには人と同じことしてても仕方がない。だから俺は肥料だってきちんとやる。」
それは、敏男さんの本音がちらりと覗いた瞬間でした。ちなみに「肥料」はここ数年、価格高騰が甚だしいらしい。。。
また、こんな話も伺うことができました。

「田のいいところは、ワラもいい。俺は牛飼いだから、(もともと)いいワラ作りを目指していたのもあるね。いいワラは牛がよく食うんだよ」
ほへ~~~~っ!さすが、本職(飼牛)のこだわり が、お米作りのこだわりにもつながっていたというわけですね!!よい牛を育てるためには、良いワラは必要。だから、ワラ=米も一生懸命つくる・・・こりゃ、「おぐら米」がおいしくなるわけだっ!本職を極めるためには、本職じゃない(と本人が言われる)米作りもやはり、極めざるを得ないということですね!!

さらに、
「これから先、一番気を使う時期は?」
の問いに対して・・・。
「出穂の1ヶ月前あたりの追肥の量が最も気を使うかなぁ・・・。これはお前らには、やらせるわけにゃあ あんめいなぁ(いかないなぁ)~(笑)」
「何でも手伝ってもらって、楽すんべ!」なんていつも笑っている敏男さんですが、プロ意識がまたもやチラリと顔を出した瞬間でした。(まだまだ、事務局員の腕ではあきまへんということですな・・・^_^;)
出穂は、8月初旬あたりだとか・・・。
次は、その頃にまたお伺いさせてもらいます!
・・・ということで、6月下旬のここむす田園風景は、こんな感じなのでした。(続く)
前回までのお話
● 田を眺めて思う
● 田植えのお手伝い
● おぐら米をつくるおやじさん
● 新!ここむす農園企画はじまる・・・


